公益財団法人 国家基本問題研究所
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最近の活動

 唐木英明・東京大学名誉教授は10月23日、国家基本問題研究所の企画委員会において、日本学術会議の元副会長として、同会議誕生から現在までの歴史を振り返り、何故現在社会問題化しているかを中心に語り、櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員らと幅広く意見を交換した。  唐木名誉教授の発言内容は概略次のとおり。 【概要】  1949年、敗戦後間もなく米国によるわが国占領政策のもと誕生した日...

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 臼杵陽・日本女子大学文学部史学科教授は10月16日、国家基本問題研究所の企画委員会において、中東の諸問題のうち先般取り交わされたアブラハム合意を中心に語り、櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員らと幅広く意見を交換した。臼杵教授の発言内容は概略次のとおり。 9月15日、中東のアラブ首長国連邦(UAE)とバーレーンが、トランプ米大統領立ち合いのもと、イスラエルとの歴史的合意に調印した。この...

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 髙橋杉雄・防衛研究所防衛政策研究室長は10月9日、国家基本問題研究所の企画委員会においてINF条約後のわが国の安全保障政策について語り、櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員らと幅広く意見を交換した。髙橋室長の発言内容は概略次のとおり。 いかに核戦争から人類滅亡を防ぐか。冷戦時代の脅威認識から、抑止論という概念の下、核兵器を管理しようとする動きの中、1987年INF条約が米ソ間で締結され...

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 元衆議院議員の松田学氏は10月2日、国家基本問題研究所の企画委員会において経済問題について語り、櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員らと幅広く意見を交換した。冒頭、同行した千代田行麿・日本賢人会議所副理事長が、自身の勤務経験で得た教訓を紹介し、その後、松田氏の経済対策の具体論へと話が進んだ。松田氏の発言内容は概略次のとおり。 松田学・元衆議院議員 まず、現在の世界経済の潮流を...

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 近藤正規・国際基督教大学上級准教授は9月25日、国家基本問題研究所の企画委員会において中印国境紛争の様々な側面について語り、櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員らと幅広く意見を交換した。近藤上級准教授の発言内容は概略次のとおり。 中印衝突の経緯 本年5月5日、インド北部チベット高原のラダックにある秘境パンゴン湖のほとりで両軍が衝突し負傷者が出た。9日にはシッキム州国境でも両軍が対峙、...

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 9月18日、国基研企画委員会は、ゲストスピーカーとして、現代中国研究家の津上俊哉氏を招いた。前回(2019年11月)の意見交換では「米中『ハイテク冷戦』」を語ったが、今回は「米中『新冷戦』」と題して、米中関係が新たな段階に入ったとした上で、中国経済や米中関係の行方を語り、櫻井理事長をはじめ企画委員らと意見交換した。 中国でコロナ感染は収まったと見るべきか。政府の発表を信用しない傾向...

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 柳瀬唯夫NTT取締役副社長は、8月28日、国基研企画委員会にゲストスピーカーとして来所、NTTが取り組んでいるネットワークオープン化と光ネットワーク技術など、情報通信技術の将来像について語り、櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員らと意見交換をした。 【概要】  まず、ネットワークのオープン化の取り組みについて説明。  従来のネットワークでは基地局(携帯電話無線局など)に使われる無線装置や制...

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簑原俊洋・神戸大学大学院法学研究科教授は、8月21日、国基研企画委員会にゲストスピーカーとして来所した。 簑原教授は、ポストコロナの時代における世界秩序と現在行われているアメリカ大統領選挙を中心に、今後の日本の対応などについて語り、櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員らと意見交換をした。 教授はポストコロナの世界における新たな現実を、主に中国と米国、それぞれの視点から比較した。 ...

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国家基本問題研究所(櫻井よしこ理事長)は、外国人による優れた日本研究を顕彰、奨励する第7回「国基研 日本研究賞」の受賞記念講演会および授賞式を、7月14日(火)東京の内幸町にあるイイノホール&カンファレンスセンターで開催した。今回は新型コロナウイルスの影響を考慮し、ごく少数で開催した。 特別賞は、関西学院大学社会学部 李建志教授の著作に、また奨励賞にはフリーランスライター、通訳・翻訳家 ミン...

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 德田直史氏は7月17日、国家基本問題研究所企画委員会において、中国歴史書「資治通鑑」を通して見た中国について、櫻井よしこ国基研理事長をはじめ企画委員らと、意見交換をした。 漢学者の家系に生まれた德田氏は、漢文書籍に囲まれ育ち、2007年に大学院で「作家柏楊と『資治通鑑』」について修士論文としてまとめた。これを機に資治通鑑を原典から全訳することを志したとのこと。今回は、台湾の作家柏楊が著した...

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