公益財団法人 国家基本問題研究所
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最近の活動

 国家基本問題研究所(櫻井よしこ理事長)は、外国人による優れた日本研究を顕彰、奨励する第5回「国基研 日本研究賞」の受賞記念講演会および授賞式を、7月4日(水)東京の内幸町にあるイイノホールで開催した。 大賞の受賞者は中央大学 ロバート・モートン教授、特別賞には東亜大学 崔吉城(チェキルソン)教授の両氏である。  授賞式では、安倍晋三内閣総理大臣から受賞者を励ます祝辞をいただいた。  なお、...

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欧州情勢に詳しい東京外国語大学の渡邊啓貴教授は、6月29日、国家基本問題研究所の定例の企画委員会におけるゲストスピーカーとして、欧州情勢の現状と今後の見通しなどについて語り、櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員と意見交換した。 教授はまず、最近の欧州情勢を各国の選挙の状況から概観した。とくにフランスでは昨年の大統領選で極右政党が大幅に後退したこと、英国の議会選挙でも与党が大敗し左派ポピュ...

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中国経済に詳しい大和総研主席研究員の齋藤尚登氏は、6月1日、国家基本問題研究所の定例の企画委員会におけるゲストスピーカーとして、中国経済の現状と今後の見通しなどについて語り、櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員と意見交換した。 氏は、まず習近平政権が2期目に突入し本格的に始動したことについて概観した。本年3月の第13期全人代による憲法改正で、国家主席、国家副主席の任期が撤廃され、一強時代...

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平野聡・東京大学教授は、5月11日、国家基本問題研究所の企画委員会にて、「チベット問題と習近平政権の今後」について櫻井理事長をはじめ企画委員らと意見交換した。 平野教授は、善良なる仏教徒でありたいと願うチベットの人々の立場から、現代中国の問題点を語った。日本では、伏見稲荷などの日本寺院に外国人観光客が多数訪れているが、結局は日本人自身が受け入れなどの決定権を持つのが常識だが、チベット...

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大和総研副理事長の川村雄介氏は、4月27日、国家基本問題研究所の企画委員会にて、わが国政府が推進してきたクールジャパン戦略を総括し、その展望について語り、その後櫻井理事長をはじめ企画委員らと意見交換した。 川村氏は、わが国が海外で人気の高い食品や文化的コンテンツを発信していく基盤となるクールジャパン機構について、その創設の経緯や現在に至るまでの実績について、自身が社外取締役として海外...

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 矢板産経新聞外信部次長は、4月13日、国家基本問題研究所の企画委員会にて、中国の国会にあたる全人代を終え、任期を撤廃し2期目に突入した習近平政権が向かう未来と日中関係の展望を語り、その後櫻井理事長をはじめ企画委員らと意見交換した。 氏ははじめに、先日北京で行われた中朝首脳会談の話題に触れた。会談時に撮影され公開された写真から読み取れるのは、中朝の上下関係であり、華夷秩序が内外にアピ...

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 4月6日、国家基本問題研究所の企画委員会におけるゲストスピーカーとして、青山学院大学名誉教授の石崎晴己氏が来所し、著書の翻訳を手掛けたエマニュエル・トッド氏について、資料とともに分かり易く説明し、櫻井よしこ理事長はじめ企画委員らと意見を交わした。 はじめにトッド氏の著作をエピソードとともに紹介。『最後の転落』(1976)が博士論文審査待ちの期間(旅行中)に記した書で、その時ソ連崩壊...

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 3月7日(水)、国家基本問題研究所は、インドのシンクタンクであるビベカナンダ国際財団(VIF)の所長グプタ博士他3名の研究者を招き、日印2国間の国際会議を開催した。本会議は、日印の研究所間の交流を図り一定の研究成果を得るため継続的に実施しているもの。前回はインドのVIFに赴いたことから、今回はわが国で実施することとなり、当日の開催にいたった。また、新事務所に移転し拡大された事務所内の会議室では、...

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 国家基本問題研究所の企画委員会におけるゲストスピーカーとして、慶應義塾大学名誉教授の堀茂樹氏が来所し、人類の普遍性と多様性をどう考えるかという問題を、堀氏と親交の深いエマニュエル・トッド氏の人類学を参照しつつ分かり易く説明し、櫻井よしこ理事長はじめ企画委員らと意見を交わした。 はじめに、氏はエマニュエル・トッド氏の人類学についての概要を説明。世界地図の上で、旧共産圏と外婚制共同体家...

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 国家基本問題研究所の企画委員会におけるゲストスピーカーとして、大和総研主席研究員の内野逸勢氏と鈴木文彦氏の両名が来所し、地方創生と金融などについて櫻井よしこ理事長はじめ企画委員らと意見を交わした。 (左・鈴木文彦氏 右・内野逸勢氏) まず、内野氏が前回来所した折に触れた地方創生の考え方と政府の取り組みをもとに、特に人手不足と過疎の問題をいかに克服するか、そしていかに平均所得の向上...

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