公益財団法人 国家基本問題研究所
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最近の活動

サイバーセキュリティの専門家で、国基研の客員研究員でもある伊東寛氏は、5月31日、定例の企画委員会にゲスト・スピーカーとして来所、世界で問題化している5Gとサプライチェーンリスクについて語り、櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員らと意見交換をした。 氏によると、一般的に5Gというのは5th Generationのことで、第5世代の無線通信技術を意味する。例えば、4Gの代表格・携帯電話と比...

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荒井桂・公益財団法人郷学研修所、安岡正篤記念館副理事長兼所長は、5月17日、国家基本問題研究所の企画委員会におけるゲストスピーカーとして、山鹿素行の『中朝事実』を題材に、安岡教学の視点をもって日本精神などについて語り、田久保忠衛副理事長をはじめ企画委員らと意見交換した。 荒井所長は、まず『中朝事実』という書物がどのようなものかを説明した。すなわち、江戸初期の儒学者・山鹿素行(1622...

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ヨーロッパにおける諸問題が専門の渡邊啓貴・帝京大学教授は、5月10日、国家基本問題研究所の企画委員会におけるゲストスピーカーとして、欧州情勢をめぐる現状と今後の見通しなどについて語り、櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員らと意見交換した。 教授はまず、複雑な欧州情勢の全体像を概観。欧州域外環境の変化として、米国に誕生したトランプ政権、一帯一路で世界に躍進する中国、ウクライナ危機などで野心...

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4月26日、国基研企画委員会は、ゲストスピーカーとして、神道学者で國學院大學教授の茂木貞純氏を招き、天皇・祭祀・神社についての勉強会を開催し、意見交換した。 茂木教授はまず、日本列島の特色と独自文化の発展について、1万5千年前に縄文文化が栄えてから独自の文化を継承・発展させてきたことを強調した。それと同時に、日本固有の神話が形成されて、国の誕生から皇祖皇宗の系譜に従い、宮中祭祀を概観...

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近藤正規・国際基督教大学上級准教授は4月5日、国家基本問題研究所の企画委員会において、櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員らと、インド経済を中心に政治・外交・安全保障などについて語り、幅広く意見を交換した。近藤上級准教授の発言内容は概略次のとおり。 ●インド経済について 成長を続けるインドのマクロ経済は、平均経済成長率で7%台を維持し、為替レートで世界第6位、購買力平価で世界第3位に位...

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許世楷・元台北駐日経済文化代表処代表は3月29日、国家基本問題研究所の企画委員会において、櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員らと、現在台湾が直面するいくつかの問題点について意見を交換した。 台湾在住の氏は、現在の台湾情勢は風雲急を告げるという。 その第1は、昨年11月の統一地方選における与党民進党の大敗である。総統選にも重要な影響を持つ6つの直轄市(台北、台中、台南、高雄など)を...

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櫻の季節となり、そわそわと気忙しい中、国家基本問題研究所(櫻井よしこ理事長)は、3月27日、通算7回目となる名古屋での講演会を、名鉄グランドホテルにて開催した。  今回の講師は国基研主任研究員の湯浅博氏で、約1時間半の講話に続き30分の質疑応答という時程で進行した。湯浅氏は現在、国基研の理事でもあり、初の名古屋訪問ということもあり、気合十分での講話となった。 「米中覇権争いと日...

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中国経済に詳しい大和総研主席研究員の齋藤尚登氏は、3月22日、国家基本問題研究所の定例企画委員会でゲストスピーカーとして、中国経済の現状と今後の見通しなどについて語り、櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員らと意見を交換した。 氏は、減速感が強まる2019年の中国経済を、「内憂外患」と表現した。すなわち、内憂とは、2019年3月の全人代における政府経済成長率目標が、6.0~6.5%に引き下...

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2月22日、国基研企画委員会は、ゲストスピーカーとして、現代中国研究家の津上俊哉氏を招き、「中国経済と米中ハイテク冷戦のゆくえ」という表題のもと、講義形式の発表ののち櫻井理事長をはじめ企画委員らと意見を交換した。 津上氏によると、中国経済の現状については、減速というより失速の段階だという。中国側が提供する統計資料の信頼度には疑問があるものの、ある程度の指標にすることはできる。たとえば...

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2月15日、国基研企画委員会は、ゲストスピーカーとして、九州電力相談役の貫正義氏を招き、「電気事業を巡る課題」などに関する勉強会を開催し、意見交換した。 まず、電力会社の厳しい収支・財務状況について詳細な資料をもとに説明。 電力会社間の電気料金値下げ競争により、料金価格が低レベルで抑えられてきたことに言及。また電気料金の国際比較を見ると、わが国は安い電源である原子力などを持つ米...

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