イノベーションの先導者としてのDARPA 塚本勝也・防衛研究所社会・経済研究室長
防衛研究所理論研究部社会・経済研究室長の塚本勝也氏は2月12日(金)、国家基本問題研究所企画委員会において、米国の国防高等研究計画局(DARPA)について、櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員らと意見交換した。 米国の国防高等研究計画局(DARPA)とは、1957年に当時のソ連が人工衛星を米国に先駆けて打ち上げたスプートニクショックを契機に翌年設立され、これまで先進的な技術開発を先導して...
日本におけるコロナ対策の問題点 大木隆生・東京慈恵会医科大学教授
血管外科の世界的権威である東京慈恵会医科大学の大木隆生教授は2月12日(金)、国家基本問題研究所企画委員会において、櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員らと意見交換した。 新型のコロナ感染症に関する論文が、昨年1月24日の医学雑誌「ランセット」に掲載された。その時点で、現代版スペイン風邪のようなパンデミックになる危険性が予想された。実際、台湾では素早くロックダウンの措置が取られた。だが、...
新型コロナの正体とワクチン戦争のゆくえ 森下竜一・大阪大学寄付講座教授
遺伝子治療研究の第一人者でバイオ企業創業者でもある森下竜一・大阪大学寄付講座教授は2月5日(金)、国家基本問題研究所企画委員会において、櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員らと意見交換した。 王冠(corona)の形状に似ているコロナウイルスは、一般に動物感染するが、人に感染するものもあり、SARSやMERSなど重篤な呼吸器症候群を引き起こすとして知られる。 今回の新型コロナ感染...
「数字で読む中国経済」 新宿会計士
金融評論家の新宿会計士氏は1月8日(金)、国家基本問題研究所企画委員会において、櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員と意見交換した。 【概要】 日本国内では日中友好論が語られる機会が多い。その内訳は、一衣帯水論、世界の工場論、巨大市場論に大別される。 一衣帯水論とは日中は地理的・歴史的に近い関係にあるから、切っても切れない関係だというもの。しかし、それは実際の関係の深さ、親密さを意味し...
「わたしたちの国 工業ニッポン この国を支える重工業」 加藤康子・元内閣官房参与
加藤康子・元内閣官房参与は12月25日(金)、国家基本問題研究所企画委員会において、櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員と意見交換した。 冒頭加藤氏は、明治日本の産業遺産を保存し正しく伝える活動をしてきたことに絡め、わが国自身が〝産業遺産〟として過去の遺物にならないか懸念を持っていると述べた。なぜなら、戦後日本の製造業を支えてきた自動車産業が危機に瀕しているからだ。その訳は、今月初頭に...
「武漢ウイルス対策 現状とこれから」 松本尚・日本医科大学教授
松本尚・日本医科大学教授・千葉北総病院副院長・救命救急センター部長は、11月27日、国家基本問題研究所の企画委員会にて、櫻井理事長をはじめ企画委員らと意見交換した。 武漢ウイルスが発生したとき、医療や行政の現場では何が起きていたのか。問題点や反省点を列挙することで、今後の対応に活かしていきたい。 まず、大規模災害や多傷病者が発生した場合、DMAT(Disaster Medic...
奈良林直氏が、日本機械学会の動力エネルギーシステム部門で功績賞を受賞
当研究所の理事兼企画委員の奈良林直氏が、日本機械学会の動力エネルギーシステム部門で、我が国の動力エネルギーシステム分野の発展に多大に貢献されたとして、功績賞を受賞されました。 日本機械学会は会員数3万5千人のわが国でも屈指の学会で、その中で、動力エネルギーシステム部門は、原子力・火力・再生可能エネルギー・水素エネルギーなどの発電と動力に関する部門で、現在4250人の会員が所属していま...
「台湾から見た5中総会後の中国政治」 矢板明夫・産経新聞台北支局長
矢板明夫・産経新聞台北支局長は、11月6日、国家基本問題研究所の企画委員会にて、先月末に閉幕した中国共産党5中総会を受けて中国政治を概観し、櫻井理事長をはじめ企画委員らと意見交換した。今回は、台湾からオンラインでの参加である。 米大統領選挙を台湾も大変注目する。これまでトランプ政権の台湾政策によって国際社会の台湾への関心が高まってきたが、仮にバイデン政権が誕生すると、どうなるのか。...
『国基研紀要』発行のお知らせ
国家基本問題研究所(櫻井よしこ理事長)は、『国基研紀要』創刊号を発行しました。 国基研は創設から13年、一貫して日本国の在り方を問い続けてきました。そしてこのたび、研究機関として更なる発展を期して企画した研究誌である『国基研紀要』を刊行する運びとなりました。 謹んでお知らせするとともに、末永くご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。 書籍販売ページはこちら|WEBでの閲覧はこ...