第一回「寺田真理記念 日本研究賞」授賞式開催
国家基本問題研究所は、日本研究を奨励し、真の意味での知日家を育てるため「寺田真理記念 日本研究賞」を創設し、平成26年7月8日(火)日本プレスセンターにて第一回授賞式を執り行いました。 受賞者は下記の方々です。 受賞者: 日本研究賞 ケビン・ドーク米ジョージタウン大学教授 日本研究特別賞 劉岸偉東京工業大学教授 日本研究奨励賞 ブランドン・パーマー米コースタル・カロライナ...
「なぜ軍事問題をやさしく語るのか。あまりにひどい沖縄の『ヘイワ運動家』」 井上和彦 ジャーナリスト
ジャーナリスト井上和彦氏は、5月23日の国家基本問題企画委員会にゲストスピーカーとして出席し、軍事・安全保障問題を語る際に今一番心を砕いている事柄について語った。 一体、24万人という自衛官の定員が世界標準と比べて大きいのか小さいのか。その際、在日米軍の役割をどう見ればいいのか。沖縄の「ヘイワ運動家」と称するプロ市民たち。「ヘイト・スピーチ」にあふれる彼らの行動から目をそらしてはならない。 ...
「対中関係悪化しても日本経済へ甚大な影響ない」 熊谷亮丸 大和総研執行役員
大和総研執行役員・チーフエコノミストの熊谷亮丸氏は4月18日、国家基本問題研究所企画委員会で、ゲスト・スピーカーとして「中国経済の行方と日中関係」について語った。この中で、熊谷氏は、中国経済について短期的には楽観しているが、3年から5年の時間軸でみると「バブル崩壊」の可能性が強まるとの見方を明らかにした。 また、熊谷氏は、日中関係悪化の場合の日本への影響について、自動車など一部の主要産業では...
米慰安婦像撤去求める訴訟原告団が帰国報告
米カリフォルニア州グレンデール市の慰安婦像撤去を求める訴訟原告団の一人、目良浩一元ハーバード大学助教授は5月16日、東京・平河町の国家基本問題研究所を訪れ、櫻井よしこ理事長ら役員や企画委員約20人を前に、訴訟の現状について報告を行った。 目良氏は、「歴史の真実を求める世界連合会」の会長で、在米邦人や日系人で組織する同訴訟原告団500人の一人。今年2月、同市が慰安婦像を建てたのは、「連邦政府に...
「曲がり角の日米関係」で 熱い討論 国基研月例会
国家基本問題研究所は4月14日、東京・平河町の都市センター・ホールで、月例会「曲がり角に立つ日米関係」を開催した。櫻井よしこ・国基研理事長が司会、田久保忠衛・同副理事長が基調報告した後、登壇者の島田洋一・福井県立大学教授、湯浅博・産経新聞特別記者が加わり、二期目に入って後退を強めるオバマ米政権、それが誘因となって強硬になる中国、ロシアの両国、日本の対応の今後などについて熱い討論を繰り広げた。また...
「台湾に第三の危機、学生50万人デモと立法院占拠」 許世楷 元台北駐日経済文化代表処代表
元台北駐日経済文化代表処代表の許世楷・津田塾大学名誉教授は来日中の4月4日、国家基本問題研究所企画委員会で、学生の立法院占拠と台中関係について講演、50万人にも膨れ上がった学生デモ(主催者側発表)は台湾が今”第三の危機“に直面しているとの見解を明らかにした。 許氏によると、第一の危機は、1949年、国共内戦に敗れた国民党が百数十万の軍隊と共に台湾に流れ込んできた時であり、第二が1970年の台...
拉致問題に初の実質的進展 の可能性 西岡企画委員
北朝鮮拉致被害者の支援組織「救う会」の西岡力会長(東京基督教大学教授)は4月4日、国家基本問題研究所の企画委員会で、拉致問題と北朝鮮情勢について語り、この中で、3月中旬、モンゴルで横田滋、早紀江さん夫妻と孫娘のキム・ウンギョンさん一家が面会したことは、2002年の小泉(純一郎・当時首相)訪朝以来、初めて実質的な進展の可能性が出てきた、ことを意味するとの見解を明らかにした。 キム・ウンギョンさ...
日本との接触を拒絶する中国側関係者 “情報枯渇”状態に 富坂聰・企画委員
ジャーナリストの富坂聰・国家基本問題研究所企画委員は3月28日、同研究所で開かれた中国問題研究会で、最近訪れたばかりの中国の情勢について報告、外交官、研究者、専門家など日本側関係者が中国の党、政府、研究所などの対日関係者に会うのが非常に難しくなっており、“情報枯渇”状態に陥っていることを明らかにした。 今月上旬に行われた全国人民代表大会(全人代、日本の国会に相当)などの取材は、これまでなら会...
中国の公民社会と民主化 阿古・東京大准教授
東京大学総合文化研究科の阿古智子准教授は3月7日、国家基本問題研究所企画委員会の中国研究会で、「中国の公民社会と民主化の行方」と題して報告すると共に、企画委員と意見交換を行った。 阿古准教授は大阪外語大、名古屋大などを経て香港大学院で博士号を取得、北京の日本大使館で専門調査員を務め、一般の中国人の中に入って生活を共にするなど民衆の目で見る中国の社会、政治を調査、研究している。 阿古准教授...
遠藤浩一さんのお別れ会 櫻井理事長が哀惜の言葉
今年初め、五十五才という若さで急逝された遠藤浩一・国家基本問題研究所理事・拓殖大学大学院教授のお別れ会が三月一日、東京・大手町のサンケイプラザに同志の知識人や国会議員、大学、研究所関係者ら二百人余が集まり、しめやかに行われた。 黙祷の後、櫻井よしこ・国基研理事長、渡辺利夫・拓大総長、熊坂隆光・産経新聞社社長ら発起人四人が追悼の言葉を述べた。櫻井理事長は、「亡くなられた空白を、未だに埋めるこ...