「持たざる国からの脱却」 松元崇・元内閣府次官
松元崇・元内閣府事務次官は11月11日(金)、国家基本問題研究所企画委員会において、「持たざる国からの脱却」と題し現在の日本経済に関する考えを述べ、櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員らと意見交換した。 松元氏は1952年、東京生まれ。76年東大法学部卒業後大蔵省に入省、80年米スタンフォード大でMBA取得、その後主計局を中心に勤務し2004年財務省主計局次長、12年内閣府事務次官を経...
「憲法9条と文民条項誕生のいきさつ」 西修・駒澤大学名誉教授
西修・駒澤大学名誉教授は10月28日(金)、国家基本問題研究所企画委員会において、「憲法9条と文民条項誕生のいきさつ」に関する自身の考えを述べ、櫻井よしこ国基研理事長をはじめ理事、評議員、企画委員らと意見交換をした。教授は富山県出身。政治学博士(早大)法学博士(日大)、専門は憲法、比較憲法学。国基研理事。 まず教授は、日本国憲法起草者に対する現地調査のために1984年に米国へ行った時の記録...
「財政の現状と課題」 道盛大志郎・大和総研常務理事
大和総研の道盛大志郎常務理事は10月21日、国家基本問題研究所企画委員会で「財政の現状と課題」について解説、櫻井理事長や企画委員と意見交換した。 解説は、財政収支の現況、国民負担率の国際比較、少子高齢化と負担率など広範にわたった。この中で、社会保障給付費は、いわゆる団塊世代がすべて75歳以上になる2025年から「超高齢社会」に入り、年金、医療、介護など総額148.9兆円で、2012年の10...
米国のエアーシー・バトル作戦構想の後退 用田和仁・元陸上自衛隊西部方面総監、元陸将
用田和仁・元陸将は、10月21日、国家基本問題研究所の企画委員会で、ゲスト・スピーカーとしてアメリカのAir Sea Battle(ASB)として知られるA2/AD (接近阻止、領域拒否)作戦構想の変遷を中心に語り、企画委員と意見交換した。 ASB といわれる構想は、2010年に米国戦略予算評価センター(CSBA)がまとめ、発表したものだが、その後、中身が次第に後退してきた。用田・...
「マレーシアと南シナ海問題」 アブドゥル・カディール・ジャシン氏
10月14日(金)アブドゥル・カディール・ジャシン元ベリタ出版社編集長は、国家基本問題研究所企画委員会において、マレーシアと南シナ海の問題を中心に、櫻井よしこ国基研理事長をはじめ理事、評議員、企画委員らと意見交換をした。 氏はマレーシアの高名なジャーナリストである。ニュージーランド及び旧西ドイツの留学を経てジャーナリズムの世界へ。98年にニュー・ストレーツ・タイムズ紙グループ編集長を皮切り...
「中国による宇宙開発の二重性」 R.フィッシャー氏
10月14日(金)リチャード・フィッシャー米国国際評価戦略センター主任研究員は、国家基本問題研究所企画委員会において、「中国による宇宙開発の二重性」に関する認識を示し、櫻井よしこ国基研理事長をはじめ理事、評議員、企画委員らと意見交換をした。 氏は現在米国の国際評価戦略センターを拠点に安全保障の専門家として緻密な研究および活発な言論活動を行い、Jane’s Defense Weekl...
「最近の内外情勢を語る」 萩生田光一・内閣官房副長官
萩生田光一・内閣官房副長官は、10月7日、国家基本問題研究所の定例の企画委員会において、櫻井よしこ理事長をはじめ、理事、評議員及び企画委員らに対し、最近の内外情勢に関する認識を語り、意見交換した。萩生田副長官の来所は、前回の6月以来4か月ぶり。国会開会中のなか、公務多忙であるにもかかわらず、現下の情勢を踏まえ国基研メンバーと懇談をもったものである。(文責 国基研) ...
研究顧問会議の開催
9月30日(金)国家基本問題研究所は、近傍の都市センターホテルにおいて、研究顧問会議を開催した。櫻井よしこ理事長の呼びかけに応じ、平川祐弘氏、伊藤隆氏、秦郁彦氏及び加地伸行氏の総員が一堂に会した。 冒頭、櫻井理事長から本顧問会議を開始するにあたり、その役割についての説明があった。すなはち、国益のため研究顧問の方々の叡智を結集し、国基研の研究活動を活発化させ、日本を代表するシンクタン...
「尖閣の空は守れるのか」 織田邦男・元空将
9月23日(金)織田邦男・元空将は、国家基本問題研究所企画委員会において、『尖閣の空は守れるのか』と題して、櫻井よしこ国基研理事長をはじめ理事、評議員、企画委員らと意見交換をした。 氏は1974年、防衛大学校を卒業し航空自衛隊に入隊、F4戦闘機パイロットなどを経て83年米国の空軍大学へ留学。92年米スタンフォード大学客員研究員、99年第6航空団司令などを経て、2006年航空支援集団...