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丸山真男去りて江藤淳来たる 平川祐弘
丸山真男去りて江藤淳来たる 比較文化史家、東京大学名誉教授・平川祐弘 いわき市の大学は3月11日に物理的にも振動したが、精神的にも動揺した。地震津波の天災もさりながら、人災の福島原発に近かったからである。バスでスタッフを一旦(いったん)、他県へ避難させる安全対策を取ったから、現地で授業再開と決定した際には、学生や教師が皆戻って来るか懸念したらしい。 ≪時代牽引した知的ヒーロー...
30年、日本を見詰めたメア氏の証言 櫻井よしこ
30年、日本を見詰めたメア氏の証言 櫻井よしこ 眼前の摩擦を恐れる余り、誰も言うべきことを言わないで、世界でも稀な現実遊離の脆弱な国家が出来上がった。それが日本であり、この虚構の壁を打ち破らなければ、日本の未来は開けない。ケビン・メア氏の指摘は、とどの詰り、このようにまとめられるのではないか。 氏は米国務省の前日本部長である。3・11の東日本大震災では「トモダチ作戦」を...
総連5人組が祝賀訪朝する時か 西岡力
総連5人組が祝賀訪朝する時か 東京基督教大学教授・西岡力 野田佳彦首相は10月8日、拉致被害者家族会と面会した。就任直後の9月11日にも、在京の家族会役員と面会しており、月に2回、拉致家族と会ったことになる。 ≪2度、拉致家族と会った首相≫ 北朝鮮は平成20年8月、拉致被害者に関する調査やり直しを約束した。ところが、同年9月、当時の福田康夫首相の辞任表明を口実に、そ...
農業と心中のTPP反対は愚だ 屋山太郎
農業と心中のTPP反対は愚だ 評論家 屋山太郎 TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉に参加するかどうかで、与党の民主党が割れている。TPPをめぐる党内の会合で、山田正彦前農水相は191人の署名を集めて、強い反対論を展開していた。言論界でも、東谷暁氏らが「平成の開国が国を滅ぼす」式の反対論を唱えている。 貿易協定の歴史に理念あり 農水族、農水官僚も含めて、この人たちは世...
亡命チベット人が暮らすダラムサラの静かな闇の中で 櫻井よしこ
亡命チベット人が暮らすダラムサラの静かな闇の中で 櫻井よしこ インド北部のヒマーチャル・プラデシュ州のダラムサラは、美しい自然に慣れている日本人の私にも、人間と自然が混然一体となってつくり出す精神世界の美を強く印象づけた。 チベット亡命政府のあるダラムサラは標高2,000メートルの高地である。インドへの出張と合わせて4泊5日の旅程だったため、ダライ・ラマ法王14世...
未来開く大戦略語れ 櫻井よしこ
未来開く大戦略語れ 櫻井よしこ 10月11日、野田佳彦首相が11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)が政権の「ヤマ」だと語った。それまでに環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)と税と社会保障の一体改革に結論を出すという。 野田政権の喫緊の課題には武器輸出三原則の見直しもある。前原誠司政調会長が米国講演で主張したように、同三原則の見直しなしには日本の防衛産業は国際的な共同開...
アジア安保の空白を日印で埋めよ 櫻井よしこ
アジア安保の空白を日印で埋めよ 櫻井よしこ 米国の内向き志向が強まり、日本は大戦略の練り直しを迫られている。 シンクタンク「国家基本問題研究所」(国基研)副理事長の田久保忠衛氏は、9・11以降の米国の戦争に関して、米国の世論が当初とは様変わりしたことを指摘する。 「アフガン戦争は正しい戦争かとの問いに『正しい』と答えたのは35%、『関わるべきでない』は58%に上っています...
ダライ・ラマ法王14世に聞いたチベット亡命政府の民主主義 櫻井よしこ
ダライ・ラマ法王14世に聞いたチベット亡命政府の民主主義 櫻井よしこ 9月19日から約1週間、シンクタンク「国家基本問題研究所」代表団とともにインドおよびダラムサラのチベット亡命政府を訪ねた。デリーではネルー首相が創設した伝統あるシンクタンク「世界問題評議会」で日印合同セミナーを開催し、日本からは安倍晋三元首相をはじめとする自民・民主超党派議員団が同行した。 インドの外交...
投機目的のギャンブラーこそ問題 会員 舘健治
中小企業の為替デリバティブ取引による損害が金融機関の責任か自己責任かという議論となっているようですが、そもそもFXの様な実需に基づかない取引と、輸出入決済の実需に基づいた取引とを分けて考える必要があると思います。 実需に基づいた為替取引であれば、実際の経済力や輸出入の実力が反映され、為替レートは緩やかに変動して行くのではないでしょうか。輸出入企業が実際に必要なドルを予約しているマーケットで、投...
犠牲の受け入れが必要な時もある 岩崎良二
国運を左右する判断においては、払う犠牲は大きくとも、国民はそれを受け入れなければならないことがある。好むと好まざるとにかかわらず、日清・日露の戦勝が我が国をいわゆる一等国に押し上げたが、その代償として夥(おびただ)しい犠牲を払った。この場合、庶民が厭戦(えんせん)気分になることは致し方のないことであろう。しかし、国家としては選択せざるを得ない判断ではなかったか。資源、エネルギー、食糧、国防、外交...
「中国の脅威には日米印の協力が必要」 ジム・アワー ヴァンダービルト大学教授
米ヴァンダービルト大学日米研究協力センターのジム・アワー所長(元米国防総省日本部長)は10月7日、国家基本問題研究所で、日米関係と中国の脅威など安全保障問題全般について語り、同研究所の企画委員と意見交換した。同教授の主な発言要旨は次の通り。 民主党政権の評価 民主党政権の基本政治哲学はよくわからない。ある民主党議員によれば、少なくとも鳩山、菅両政権は保守主義政権ではない。鳩山元...
「使用済み原子燃料のリサイクル 日本の再処理の意義」 大和愛司 日本原燃株式会社副社長
日本原燃株式会社の大和愛司 代表取締役副社長は10月7日、国家基本問題研究所で「使用済み原子燃料のリサイクル 日本の再処理の意義」について語り、同研究所企画委員と意見交換した。この中で質問が集中した原燃のトラブルを中心とした大和副社長の主な発言要旨は次の通り。 原燃のトラブルは、マイナーなものが圧倒的に多いです。誤解を避けるため、通常はマイナーという言葉は使いません。何か問題があった...
すぐに中国宇宙軍の時代が来る 平松茂雄
すぐに中国宇宙軍の時代が来る 中国軍事専門家・平松茂雄 中国が、初の宇宙ステーション建設に向けた無人実験機、「天宮1号」の打ち上げに成功した。 ≪宇宙ステーションが拠点に≫ 宇宙ステーションは、2020年の建設を目指して計画が進んでいる。「天宮1号」はそのひな型で、今後、3回打ち上げられる宇宙船とのドッキング技術を確立する目的だとされる。13年には、中国初の女性宇宙飛行...
チベット亡命政府、新首相の抱負 櫻井よしこ
チベット亡命政府、新首相の抱負 櫻井よしこ 9月22日から、シンクタンク『国家基本問題研究所』(国基研)のプロジェクトで、チベット亡命政府をインド北部のヒマーチャル・プラデシュ州に訪ねた。国基研とインドの最も伝統あるシンクタンク『世界問題評議会』共催の日印交流計画で訪印した自民党の下村博文、山谷えり子両氏も同行した。 デリー空港から1時間でダラムサラに着く。トヨタの四...
原発容認の価値観と哲学を問う 会員 高橋憲一
岩崎良二氏の主張は、車も資本主義も便益であるからその利便の対価を支払えと述べている。それは極論すれば命を奪っても致し方ないとの立場を選択し、その犠牲はやむを得ないとすることだが、果たしてご自身がその対象者となっても貫ける自信がおありなのか。 原発事故と自動車事故や資本主義の弊害は次元の異なる問題ではなかろうか。自動車事故は及ぼす範囲が狭く、資本主義の弊害は修正が可能である。自動車事故は機能や構...
「企業の自己責任」とは言えない 岩崎良二
金融商品は基本的に自己責任であり、リスクを伴うことを事前に了解すべきであろう。しかし、これは契約対等の原則が働く場合を想定した正論であり、販売業者が金融機関である場合、事情が異なる。 すなわち、顧客である中小企業は資金繰りを金融機関に依存し、借り入れの際の審査に神経を砕いている。金融機関の御機嫌を損なえば、財務状況の芳しくない中小企業は借り入れをストップされる弱みがあるのである。 このような...
存在感を誇示する声高な少数派 遠藤浩一
存在感を誇示する声高な少数派 拓殖大学大学院教授 遠藤浩一 鳩山由紀夫元首相が、「国民の代表がクルクル代わるようでは、(国際社会での)日本のプレゼンスが見えない」と託宣したという(9月18日、ニューヨーク)。野田佳彦内閣を短命政権にしてはならない、との趣旨なのだろう。 ≪耳疑う鳩山氏の回転ドア批判≫ この人の言うことは聞き流そうと、日頃自らに言い聞かせているのだが、報道記...
利便には犠牲を伴う 岩崎良二
物事には全て陰陽があり、便益をもたらすものはその効用に比例して害悪ももたらすものである。この理(ことわり)は万古不易の理であり、我々が営む文明生活ももちろん例外ではない。モータリゼーションが年間1万人余の犠牲者を出し、もっと言えば資本主義は年間3万人余の自殺者を生み出している。 資源のない我が国が、効率的で大量のエネルギーを安定的に長期にわたり確保するためには、原発は外すことのできない選択肢であ...
月例研究会「原発抜きで日本は生き残れるか」動画配信開始
平成23年9月12日(月)全国町村会館 本館にて、「原発抜きで日本は生き残れるか」と題し講演会を開催しました。 皆様是非ご覧ください。...
小沢氏よ、議員の資格はないぞ 屋山太郎
小沢氏よ、議員の資格はないぞ 屋山太郎 政治資金規正法違反で秘書3人が有罪判決を受けたというのに、親分の小沢一郎元民主党代表が議員辞職もしない厚顔には驚く。傘下の議員たちが集まって小沢氏を激励したというのにも呆(あき)れる。 10月には小沢氏自身の裁判も行われる。氏が検察審査会に強制起訴された際、傘下の議員らは「素人による審査には問題がある」と批判したが、政治家はいつも素人に...
【第109回】チベット問題で主張する日本になろう
衆議院議員 下村博文 ダライ・ラマ法王とチベット亡命政府の首相に会うため、インド北部のダラムサラに私と山谷えり子参議院議員、そして櫻井よしこさんら国基研のメンバーと行った。 ニューデリーから飛行機で1時間25分。その後、車で40分程かけてヒマラヤ山嶺中腹にあるダラムサラに到着し、すぐダライ・ラマ法王と会う。予定時間をはるかに超えて2時間近くも話をしてくれる。魅力的で明るく、ノーベル平和...
「安全保障をなおざりにする日本」 ケビン・メア前米国務省日本部長
前米国務省日本部長のケビン・メア氏は9月30日、国家基本問題研究所で沖縄基地問題や日本の安全保障と政治家に対する評価など日米関係全般について語り、同研究所の企画委員と意見交換した。同氏は「沖縄はゆすりの名人発言」報道で解任され、今年4月国務省を退職、自著の「決断できない日本」の発売に合わせて訪日した。同氏の発言要旨は次の通り。 日本に対し一番不満なこと 対日外交に関わって30年...
国基研代表団と国会議員団が訪印
国家基本問題研究所の代表団は平成23年9月19日から23日まで、超党派国会議員団と共に、インドの首都ニューデリーおよびチベット亡命政権のあるインド北部のダラムサラを訪問しました。 安倍晋三元首相 ニューデリーでは20日、有力シンクタンクのインド世界問題評議会(ICWA)と国基研の共催セミナーで安倍晋三元首相が講演し、インド海軍と海上自衛隊の関係強化を呼び掛けました。この講演はインデ...
安保再改定と同時に憲法改正 田久保忠衛
安保再改定と同時に憲法改正 田久保忠衛 産経新聞が日米安全保障条約の「片務性」を「双務性」に改めるべしとの再改定案を世に問うた。国内政治の醜態と外交・防衛への政界の無関心に愛想が尽きていたときだけに、久しぶりに新鮮な言葉を目にする思いがした。たまたま野田佳彦首相は初の日米首脳会談に臨んだが、その際、再改定案をオバマ大統領に提示したら、どんな反応が起きただろうか。米民主党内のリ...
今も続く中国のチベット人への凄まじい拷問と弾圧 櫻井よしこ
今も続く中国のチベット人への凄まじい拷問と弾圧 櫻井よしこ 〈故郷のほうを向いて/短い真実の歌を歌うよ/風よ、私たちに気づいたなら/この歌を故郷に運んでおくれ/つらい思いをしている父よ、母よ、どうか悲しまないで/再会の日はきっと巡りくる〉 これは、ダプチ刑務所にとらわれていたチベットの尼僧14人が獄中で秘かに歌った多くの歌の一つである。彼女らが録音したテープは外部に持ち出され、...
「原発」例会についての所感 会員 高橋憲一
櫻井理事長は9月12日の月例研究会「原発抜きで日本は生き残れるか」の冒頭、原発の再稼働が認められない場合、来春には全原発が停止となるので、経済的、技術的、政治的かつ安全保障の面で日本は大丈夫なのか、とパネリスト3氏に意見を求めた。原子核工学の奈良林北大教授は、万一の場合の原子炉の汚染拡散抑制構造や冷却システムについて提案したが、既存の原発に関しては地震の破壊力に対する金属の弾性限界や耐震地盤強化...
【詳報】 月例研究会 「原発抜きで日本は生き残れるか」
国家基本問題研究所は平成23年9月12日、東京・永田町の全国町村会館で月例研究会「原発抜きで日本は生き残れるか」を開催しました。東日本大震災による福島第一原子力発電所の放射能事故を受け、原発の将来をめぐって国論が割れる中で開いたこの研究会には、319人(会員240人、一般41人、国会議員2人、前議員1人、議員秘書5人、報道関係者4人、役員14人、招待者3人、スタッフ8人)が参加しました。パネリスト...
安全・安心な原発の開発が課題 会員 児玉朗
かつて原子力発電を推進していた人が、福島第一原子力発電所での放射能災害を機に脱原発や原発否定に考え方を変えるのは、66年前の敗戦で「鬼畜米英」の軍国主義から平和主義へ突然言動を切り替えた人たちを思わせ、胡散臭(うさんくさ)さを感じざるを得ない。 40年前、茨城県東海村の原発が稼働して以来、その技術は日進月歩と思いきや、さにあらず、現時点で50基余りあるものの、その8割が稼動停止状態だという。事...
私が「原発継続派」をやめた理由 会員 金谷敏行
6月の月例研究会『放射線被害の虚実』、9月の『原発抜きで日本は生き残れるか』を拝聴し、3.11以降、『原発をどうする』問題を考える一国民として、改めていくつかの論点からこの問題を考える機会を得た。 日本国民は、感情論に走る事なく事態を冷静に見極め、孫・子の将来に禍根を残さない『美しい日本』を守るための正しい判断を下さねばならない。 私は安全保障の立場から原発継続派であったが、知事時代に原発を推...
原発より廃棄物のない電力を 会員 朝比奈聡
野田総理の国連演説案では、『原発の安全性を最高水準に高める』とか『安全でより信頼性の高い原子力エネルギーの確保は引き続き必要だ』として脱原発依存へ移行しない立場を明確にしています。20年前にIAEAから福島原発に外部電源の設置・水素再結合器の設置・放射性物質吸着フィルターの排気塔への設置・建屋の強化が指摘されたとき、東電は、GE社から何も連絡がないといって放置してしまったといいます。本来政府と経...
原発は保守の基本思想に反する 加藤智也
私は脱原発を支持しております。明日にでも原発を全て止めろとまでは主張しませんが、少なくともなぜ、段階的廃止を主張しないのか不思議です。 保守の基本思想は国家を時間軸の中で捉えることだと認識しております。つまり、先祖から受け継いだ祖国を美しいままで子孫に残す、というのが根本にあります。ところが、この考えに相反するのが原発です。原発は震災で事故を起こすということが明らかとなりました。そして、場合に...
野田首相は党内融和よりも信念を掲げて戦うべきだ 櫻井よしこ
野田首相は党内融和よりも信念を掲げて戦うべきだ 櫻井よしこ 9月2日、野田佳彦氏が民主党3人目の首相となった。党代表選挙で、柔道と同じく政治においても自分は寝技が苦手と語ったが、人事を見れば、氏はなかなかの寝技師である。 小沢一郎氏の盟友で日教組勢力率いる輿石東氏を幹事長に据え、党の資金と公認権をあずけた。代表の座を争った5人の候補者中、野田氏はただ1人、小沢詣でをしなかったとされ...
【第107回】国家存続のため「列島強靭化」の政治決断を
京都大学大学院教授 藤井聡 「国家」というものは、栄えることもあれば亡ぶこともある。世界史の中では、超大国であった国が小国、貧国に落ちぶれる例は枚挙にいとまがない。 その一つがポルトガルだ。ポルトガルは18世紀に世界を〝支配〟するほどの強大な国力を誇っていた。しかし、そんなポルトガルの国力を一気に削いだのが「リスボン大地震」(1755年)という巨大地震であった。 死者は6万人に上...
H・S・プラバカル・ネール大学准教授と意見交換
平成23年9月16日(金)研究所会議室にて、H・S・プラバカル・ネール大学准教授と「最近のインド情勢と日印関係」について意見交換を行いました。 ...
貧しく生きる覚悟は脱原発派にあるのか 学生 伊藤夏樹
「脱原発」論義が日本中で盛り上がりを見せている。菅直人前首相は7月、唐突に脱原発を宣言した。辞任した鉢呂吉雄経産相は「基本的に原発はゼロにする」と発言した。マスコミも、被災地の復興より脱原発や代替エネルギーの議論で忙しいようだ。しかし原発を本当に廃止して良いのだろうか。 福島第一原発の事故は、最初から最後まで作業員の人為的ミスの連続で引き起こされたスリーマイル島やチェルノブイリの事故と根本的に...
日韓両国の民主党は似た者同士 櫻井よしこ
日韓両国の民主党は似た者同士 櫻井よしこ 8月24日、ソウル市で韓国政治の展望を占う住民投票が行われた。直接の争点は学校給食無償化の是非だった。形は「福祉ポピュリズムに迎合するか否か」を問うものだったが、それは実際には韓国政治における左右両翼勢力の戦いだった。北朝鮮の対南工作の浸透度を測るものだったと言い替えてもよいだろう。 住民投票は、全面無償化を掲げた野党民主党が勝利し、...
戦略的アプローチと勁さで外交を立て直してほしい 櫻井よしこ
戦略的アプローチと勁さで外交を立て直してほしい 櫻井よしこ なるほど、現在(いま)はひたすら癒やしを求めているのか。多くの混乱と対立、政策の理不尽さという負の遺産を引き継ぐ政権選びはこういうふうになるのか。それにしてもこれで米中両国をはじめ、国際社会に伍して日本を引っ張っていけるのか、そう感じた民主党代表選挙だった。 398人の民主党議員を前に、5人の候補者の語ったことは...
「進んでいるムスダンの開発、北朝鮮」 黒木昭弘 日本エネルギー経済研究所常務理事
日本エネルギー経済研究所の黒木昭弘・常務理事は9月9日、国家基本問題研究所で「北朝鮮の核の小型化とミサイル開発」について語り、同研究所の企画委員と意見交換した。この中で、黒木常務理事は「北」の核やミサイル開発について、日本の中には海外と少々違う理解をしているころがあると指摘、朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)の調査のため北朝鮮に滞在して分かったことと合わせて見解を明らかにした。同理事の発言要旨...
国造りの基本は感謝 櫻井よしこ
国造りの基本は感謝 櫻井よしこ 国家観も歴史観も欠いていた鬼っ子のような前政権の後に誕生した野田佳彦内閣は、前政権との対比だけで安心感を与える。だが、党内融和と中庸政治だけでは日本を取り巻く厳しい国際情勢は乗り切れない。 民主党代表選挙では、殆(ほとん)ど誰も外交と安全保障に触れなかったが、外交、安保こそ政治の役割が非常に重要な分野である。鳩山由紀夫、菅直人両政権は、各々、対米外...
原発は中国問題でもある 会員 北秀司
脱原発、減原発、原発維持または推進と意見がいろいろであり、それぞれに一理あるが、そういったことにお構いなく、隣国中国は近い将来100基の原発を稼動する予定と聞く。その時、あの高速鉄道事故を起こした中国で人災または天災により原発事故が起きる可能性を日本国民はいかに考えるのか。 いったん事故が起きれば、偏西風に乗って放射能が黄砂や雨と一緒に舞い降りてくる。昔の酸性雨問題の比ではない。下手をすれば日...

