【第31回】朝鮮高校の無償化を許してはならない
国基研評議員 荒木和博 元教員がヘロイン密輸を計画 福井県小浜市から地村保志さんと浜本(現姓地村)富貴恵さんが拉致される3日前の昭和53年7月4日、在日朝鮮人青年Aが成田空港で逮捕された。大量のヘロイン密輸事件だった。この事件は、広島朝鮮高校教員で朝鮮青年同盟県委員長でもあった金徳元という在日朝鮮人が計画したものである。Aの弁護人になったのが川人博・現特定失踪者問題調査会常務理事だが、川人...
【第30回】金正日の病状悪化、高まる北住民の不満
国基研企画委員・東京基督教大学教授 西岡力 糖尿病による腎不全 北朝鮮の独裁者、金正日の病状はかなり悪い。糖尿病からくる腎不全のため透析を受けているという情報はほぼ間違いない。2月3日、ソウルでキャンベル米国務次官補は「生物学的時間がない」と話した。糖尿病からくる腎不全は最高度の医療環境でも5年以内に半分以上が死亡するという。三男ジョンウンを後継者とする作業を急いでいる背景がまさに金正日の...
【第29回】温暖化法の拙速な制定は「京都」の二の舞いだ
国基研企画委員・東京国際大学教授 大岩雄次郎 政府は、1月末、2020年までに温室効果ガスを1990年比25%削減する中期目標を国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)事務局に提出し、3月12日には、温暖化対策の基本方針を盛り込んだ地球温暖化対策基本法案を閣議決定した。中国も米国も、不調に終わった昨年の第15回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)に提出したものと同じ目標を事務局に提出...
【第28回】レーガン保守と中共の関係を注視せよ
国基研企画委員・福井県立大学教授 島田洋一 先月、オバマ米大統領は、ホワイトハウスでチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世と面談した。もっともメディアは一切入れず、民主党寄りのAP通信が「かつてないほどの透明性を約束した大統領の対応が、これである」と皮肉るほどの情報管理ぶりだった。また、中国政府に気を使う余り、法王をゴミ袋が並ぶ裏口から出入りさせる非礼を犯し、保守派から弱腰と非難されてもい...
【第27回】地球温暖化騒ぎから学ぶこと
アラスカ大学国際北極圏研究センター所長・国基研客員研究員 赤祖父俊一 残念ながら、地球温暖化問題は「気候学」という地味な純学問が特殊な政治目的に利用され、悪用され、翻弄ほんろうされた良い例として科学史上に残るであろう。気候学者ばかりでなく、他の分野の科学者も多く参加したので、問題は科学全体に及ぶ。こんな騒ぎを起こした科学と科学者は、一般市民の信用を失う可能性さえある。 ●記録を操作した...
【第26回】第2の田母神事件を見過ごすな
国基研企画委員・評論家 潮匡人 12日の日米共同訓練の開始式で、陸上自衛隊第6師団第44普通科連隊長の中沢剛1佐が「同盟というものは、外交や政治的な美辞麗句で維持されるものではなく、ましてや『信頼してくれ』などという言葉だけで維持されるものではない」と述べた。同盟の本質を的確についた至言と言えよう。でないなら、防衛省・自衛隊など無用の長物である。 繰り返された不当な処分 だが、北沢俊...
【第25回】国民の理解超える小沢氏不起訴
TMI総合法律事務所弁護士 頃安健司 民主党の小沢一郎幹事長は、石川知裕元秘書(現代議士)に係る政治資金規正法違反(虚偽記載)の共犯として告発を受け、東京地検特捜部の取り調べを受けたが、嫌疑不十分で不起訴となった。この事件については、「形式犯に過ぎない微罪で石川代議士を逮捕したのは権力の乱用である」「石川代議士が小沢幹事長の指示で虚偽記載を行ったのは明白であると思われるのに不起訴になったのは...
【第24回】小沢氏の君臨は日本の恥
理事長 櫻井よしこ 「今日の政治の最大の問題は、金のかかる選挙である。そして、政治資金をめぐって腐敗が起き、政治家の倫理観が問われている」今から30年前、小沢一郎氏は、父、佐重喜氏を偲しのんで纏まとめられた『人間小澤佐重喜』(小沢一郎後援会・陸山会発行)の中で、こう書いた。政治資金に起因する腐敗を防ぎ、政治倫理を正しく保つために、氏が唱えた改革が、選挙制度の改正、即ち小選挙区制の導入と政治資...
【第23回】夫婦別姓を認めてはならない
当研究所では、週一回のリポート「今週の直言」の会員向け配信を平成21年9月7日から開始致しました。当研究所の企画委員らが執筆し、法人会員・賛助会員の方には毎週月曜日にEメールかファクスでお届けします。個人会員の方はホームページの会員専用ページでご覧下さい。会員専用ページに掲載したリポートは、2週間後に公開します。 国基研理事・弁護士 高池勝彦 外国人参政権法案提出の動きの影に隠れて見...
【第22回】永住許可の乱発を止めよ
当研究所では、週一回のリポート「今週の直言」の会員向け配信を平成21年9月7日から開始致しました。当研究所の企画委員らが執筆し、法人会員・賛助会員の方には毎週月曜日にEメールかファクスでお届けします。個人会員の方はホームページの会員専用ページでご覧下さい。会員専用ページに掲載したリポートは、2週間後に公開します。 国基研企画委員・東京基督教大学教授 西岡力 一般永住者が10年で5倍に急...