【第21回】外国人参政権法案の上程阻止を
当研究所では、週一回のリポート「今週の直言」の会員向け配信を平成21年9月7日から開始致しました。当研究所の企画委員らが執筆し、法人会員・賛助会員の方には毎週月曜日にEメールかファクスでお届けします。個人会員の方はホームページの会員専用ページでご覧下さい。会員専用ページに掲載したリポートは、2週間後に公開します。 日本大学教授・国基研客員研究員 百地章 法案をめぐる動きに変化? 1月...
【第20回】日米同盟空洞化に抵抗する駐在武官の催し
当研究所では、週一回のリポート「今週の直言」の会員向け配信を平成21年9月7日から開始致しました。当研究所の企画委員らが執筆し、法人会員・賛助会員の方には毎週月曜日にEメールかファクスでお届けします。個人会員の方はホームページの会員専用ページでご覧下さい。会員専用ページに掲載したリポートは、2週間後に公開します。 理事長 櫻井よしこ 1月19日、駐日米国武官が主催する予定の「ホームパー...
【第19回】来年こそ日米関係深化を
理事長 櫻井よしこ 新しい年が巡って来る。私たちの前に広がるこの一年は緊張あふれる年になるだろう。私たちは民主党政権下の政治的空白と政府の機能停止状態から脱して、多くの緊急事態に向けての準備を整えなければならない。最も切迫した緊急事態は、日米関係のゆらぎである。 日本に孤立の恐れ 米国に対する好悪に拘わらず、日本の生き残りを担保する当面の力は、日米安保条約の下で緊密な日米協力関係を維...
【第18回】北朝鮮貨幣改革、市場商人の貯金収奪が狙い
国基研企画委員・東京基督教大学教授 西岡力 最下層に別途ばらまき 北朝鮮が貨幣改革を行った。外部メディアとして新札を最初に入手した「自由北朝鮮放送」(韓国の脱北者が運営)によると、12月1日から6日まで、勤労者1人当たり10万ウォンを限度に新札に交換するとともに、別途、勤労者全員に、旧札5万ウォンに相当する新札500ウォンを配ったという。 10万ウォン以上をタンス貯金していた中産層か...
【第17回】景気低迷は鳩山政権の不作為によるものだ
国基研企画委員・東京国際大学教授 大岩雄次郎 12月8日、今年度第2次補正予算案による緊急経済対策がようやく決まった。鳩山政権の初めての経済政策であるが、執行の一部を停止した前政権の1次補正と比較して、とくに画期的な内容も見当たらない。それどころか、もともと鳩山政権が配慮をしてこなかった景気対策や「二番底」懸念、またマニフェストには全く触れていない財政再建とのつじつま合わせに終始し、相変わら...
【第16回】国益損なう鳩山疑惑
産経新聞与党キャップ 榊原智 何という皮肉だろう。金権政治からの決別、政治資金の透明化を唱えて平成5年に自民党を飛び出し、新党さきがけ、民主党の結党を主導して、ついには首相の座を射止めた鳩山由紀夫首相が、自らのカネ絡みの疑惑にがんじがらめとなっている。 事は深刻だ。首相の一連の疑惑は単なる「政治とカネ」の問題にとどまらず、米軍普天間飛行場の移設問題の早期決着を妨げ、日本の国益、安全保障...
【第15回】北方領土問題、家康の手法に学べ
産経新聞 SANKEI EXPRESS 副編集長兼論説委員 内藤泰朗 鳩山由紀夫首相は首相就任直後、北方領土問題について「半年でめどをつけたい」と述べ、問題解決に並々ならぬ意欲を示した。しかし、プーチン、メドベージェフ双頭体制下のロシアは、領土問題解決にメリットを見いだしてはおらず、日本側がいくら働きかけても、ロシアが北方四島を返還する状況にはない。ロシア側の戦略が、時間稼ぎにすぎないことを...
【第14回】返済猶予法案は、問題先送り法案だ
国基研企画委員・東京国際大学教授 大岩雄次郎 20日未明、民間金融機関に中小企業向け融資の返済猶予を促す「中小企業者等金融円滑化臨時措置法案」(モラトリアム法案)が、強行採決によって衆院を通過した。この法案は、問題の先送りに過ぎず、日本の市場経済に対する内外の信頼を毀損するリスクを考えた場合、その弊害の大きさは計り知れない。 市場を欺くことはできない この法案は、①民間金融機関に対し...
【第13回】懸案先延ばしの日米首脳会談
国基研副理事長・杏林大学客員教授 田久保忠衛 案の定と言ってよかろう。11月13日夜開かれた鳩山由紀夫首相とオバマ大統領の日米首脳会談で、沖縄県の米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設問題は結論が先延ばしにされた。13年間引きずってきてようやく日米合意案通りに落ち着くと思ったら、さにあらず。民主党政権で「県外、国外」移設、さらに岡田克也外相が嘉手納基地への統合について「案になるかどうか検討す...
【第12回】首相は政治資金問題で説明を拒むな
産経新聞首相官邸キャップ 阿比留瑠比 鳩山政権が発足して2カ月弱がたってみて、つくづく感じるのは、鳩山由紀夫首相の甘ったれぶりの度し難さだ。それは、自分でも中身をきちんと説明できない曖昧模糊あいまいもことした東アジア共同体構想への固執や、「対等」を強調する一方でやるべきこともやらずに時間稼ぎに明け暮れる対米外交にも如実に表れている。根拠もなく「僕の気持ちはきっと分かってもらえる」と信じている...